中小企業のサーバー選び5つのチェックポイント

ホームページを持つ上で欠かすことのできないのが、サイトのデータを入れる器、つまりサーバーです。

これ、とっても大切なんですけど、今まで触れるべきかどうか迷っていました。。。

サーバーについては、私はシステムやサイト構築の専門家ではないので、細かすぎる話はしません。

というか、できませんし、その必要もないと思ってます。

結局、何がいいかってなると、価格が高いものが良いものに決まってるし、その結論のために小難しい話をするのもイヤで…。

ただ、ビジネス用にサイトを持つなら、多少は考えてサーバーを選ばないと、あとから困ったことになります。

そこで今回は、重い腰を上げてサーバーの選び方をご紹介したいと思います!

サーバーを選ぶときに必ずチェックしたい5項目を中心に、どういう視点で選ぶべきかをお話します。

中小企業のサーバー選び5つのチェックポイント

項目1 データ転送量をチェック!

サーバー選びの中でも、特に気を付けたいのがコレです。

サイトのデータはすべて、サーバーに入っています。

そして、サイトを訪れた人は、URLという住所を打ち込んで、サーバーの中のサイトを見つけ出します。

その、サーバーの中のサイトを画面に映し出すときの、サーバーから画面にデータを運ぶ転送量の話です。

つまり、サイトのデータが大きいのに転送量が少ないと、、、

重くて表示できませーん!

となるわけです。

スマホやパソコンからサイトを見ようと思ったときのことを思い出してください。

転送中の“円”のようなマークがクルクル動いて全然画面に表示されない、という経験はないでしょうか?

ネットワーク回線に問題でもない限り、サイトのデータ量に比べて、サーバーの転送量が追いついていない可能性があります。

また、単純にサイトのデータ量だけの話ではなく、一度にアクセスする人が多ければ、一時的に転送量が膨らむこともあります。

なので、転送量を考えるときには、自分のサイトのデータの重さと、アクセス量を加味して考えてください。

特に、SNSと連動させたりするとアクセスが一時的に飛躍することはよくありますので、平均アクセスではなく、突発的なケースを考慮して考えましょう。

サイト自体のデータが多いかどうかの一番の指標は、写真の量だと思ってください。

高画質の写真をたくさん扱っているような場合には、当然ながらデータは重くなります。

せっかくサイトを訪れてくれたのに表示されないなんて事態は絶対に避けましょう。

逆に、ブログサイトのようなテキストがベースになっているサイトであれば、そこまで転送量にこだわる必要はありません。

制作会社にサーバー準備を依頼せず、自身で探すときにはその点を考慮してみてください。

項目2 ディスク容量をチェック!

これは、単純にサーバーに保存できるデータの量です。

項目1でもお話したように、サイトのデータ量がしっかり収まる容量のサーバーを選びましょう。

写真が多かったり、YouTubeなどの外部サービスを使わずに動画をサイト内に入れる場合には、要注意です。

項目3 サーバー稼働率をチェック!

サーバーは常に動いているわけではありません。

メンテナンスやら何やらで動かないこともあり、そのときにアクセスがあっても、サイトは表示されません。

サーバー稼働率というのは、そのくらいの割合でサーバーが動いているのかを示した指標です。

よくある数値が、

・99.9%
・99.99%
・100%

です。

99.9%も99.99%も、あまり変わらないと思うかもしれません。

でも、月あたりの時間に換算すると、どうでしょう?

・99.9%・・・・約44分
・99.99%・・・約4.4分

平均して1ヵ月あたりに44分もサーバーが止まるってイヤじゃないですか?

2ヵ月に1回、止まるとして1.5時間閲覧できなくなります。

なので、サーバーを選ぶときには、稼働率にも注意してみてください。

もちろん、コストとの相談にはなりますので、どこまでこだわるかを考えてくださいね。

ちなみに、100%「保証」と謳っているサーバーは、「一切停止しない」というわけではありません。

100%稼働と100%保証では意味が違います。

保証の場合には、停止した場合の返金が保証されている、ということです。

項目4 共用サーバー/専用サーバーをチェック!

これは、サーバーを丸ごと借りるか、誰かと一緒に借りるか、という話です。

マンションか戸建てかみたいな話ですね。

共有サーバーの場合、他のユーザーがサーバーに負荷のかかるような使い方をすれば、その影響を受ける、というデメリットがあります。

また、1つのサーバーに入れる人数によっても、他のユーザーの影響を受ける度合いは異なります。

それに対して、専用サーバーは1台を丸ごと借りるので、他のユーザーの影響はまったく受けません。

ただ、料金が高くなり、扱う上での専門知識も必要になってくるので、初心者にはオススメしません。

ちなみに、共用はイヤだけど、専用にするのも知識面で心配、、、という方には、VPSというものがいいです。

これは、共用サーバーと専用サーバーの中間的なサーバーです。

他のユーザーの影響をほぼ受けず、なおかつ保守管理はしてもらえます。

このあたりも考慮して探すといいですね。

項目5 マルチドメインかをチェック!

ドメインについては、前回触れたので詳しくは書きません。

ドメイン(住所)を取得したら、サーバー(土地)と結びつけてやっとサイトを開けます。

サーバーにどれだけのドメインを設定できるのかはサーバーごとに異なるんです。

「1丁目」というサーバーの中に、「1番地」「2番地」と増やせるか、「1丁目」としかできないかの違いです。

つまり、ドメインを1個しか設定できない場合、サイトは1つしか開けません。

マルチドメインで10個まで対応しているなら、サイトは10個持てます。

ご自身のニーズに合わせて、ドメイン数がいくつ必要なのかよく考えてみてください。

以上が、サーバーを選ぶときに初心者でも気を付けたいポイントです。

この5項目と、コストとを比較し、後悔のないサーバー選びをしてくださいね。

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