費用対効果にサンクコストを入れるな!

費用対効果にサンクコストを入れるな!

ビジネスでの最大の判断基準といえば、費用(投資)対効果ですね。

私がクライアントさんに提案するときも、必ずこの費用対効果の大きなものから提案するようにしています。

その施策の効果がどのくらい大きいのか、そして、費用対効果は大きいのか、主にこの2つの指標で判断します。

だって、いくら効果が大きくても、そのための投資額が同じくらい大きかったら、やる意味ありませんからね。

それに、費用対効果が優れていても、効果がそんなに大きくなければ、優先順位は下がります。

こんなことは、私が言うまでもないですよね。

きっと、経営者なら誰もがこの判断基準で行動しているはずです。

でも、この考え方を鈍らせる悪魔の存在にお気づきですか?

サンクコストという悪魔に惑わされるな!

「サンクコスト」という言葉をご存じですか?

「サンク」は「埋まった」とか「沈んだ」という意味です。

つまり、サンクコストというのは、すでに投じてしまったコストのことを言います。

これから投じようとしている投資の判断を鈍らせるのは、「過去の投資」なんです。

あなたにもこんな経験はありませんか?

設備投資をした後に、同じ種類の画期的な設備の情報が入ってきて、

「いい話なんだけど、最近投資したばかりだからな…」

と断念してしまったことはありませんか?

もっと具体的な例を挙げてみましょう。

あなたはメルマガを配信しようとして、メルマガスタンドを契約しました。

しかし、セットアップまで終わらせて配信開始した数日後に、もっと高機能なスタンドの存在を知りました。

でも、あなたはすでに今のスタンドに初期費用も払っているし、面倒なセットアップも終わらせています。

新しいスタンドにすれば、プロモーションの幅も広がります。

なのに、今のスタンドにかけたコストが忘れられず、切り替えるという判断ができない…。

これがサンクコストに囚われている状態です。

これって、チャンスロスなんですよね。

悠香の仕事のルールに、こんなものがあります。

第18条
サンクコストにとらわれず、今後の費用対効果で考える

はっきり言って、過去は変えられません。

判断基準は「未来」であるべきなんです。

何かしらの検討をするときには、実施した場合としなかった場合の、未来の費用対効果を考えましょう。

今のスタンドで得られる未来の利益よりも、新しいスタンドの方が多くの利益を生むなら、迷わず切り替えるべきです。

(もちろん、導入コストを出せるのであれば、ですが)

過去にいくら使ったかなんて関係ありません。

サンクコストを気にするということは、単なる「もったいない精神」なんですよね。

でも、本当はサンクコストに囚われることの方がもったいないことに気が付いてください。

そうすれば、間違った判断にはならないはずです。

あなたはサンクコストに囚われていませんか?

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