
LINEの森川社長が「シンプルに考える」という著書を出したように、ビジネスにはシンプル思考が大切です。
あなたはこんな経験がありませんか?
何か懸念事項があったとき、「その問題がはっきりしたら、あんなことやこんなことも起きるんじゃないか…」といろんな問題点が浮かんでくる…。
企画を考えるときに、たくさんのアイデアが出て絞り込めない…。
これはまさに、物事を複雑に考えてしまっている状態です。
目次
シンプル思考は本質思考
問題解決をシンプルに!
問題が起きたときでも、企画を考えるときでも、大切なのは「本質を突くこと」の一点です。
これこそが、シンプル思考なんです。
つまり、問題が起きたら、あれもこれもと考えて打ち手を増やしたりする前に、まずは目の前の問題を分析しないといけません。
そして、何が問題の発生源なのかを見つけて、根本解決してしまえばいいのです。
不思議なもので、どんなことでも複雑にしようと思えばどんどん複雑になってしまいます。
でも、そんなことをしていたら、スピードは落ちるし、解決へのパワーも分散してしまいます。
企画も自社の軸をベースにシンプルに!
企画を考えたことのある方は経験があるかもしれませんが、企画ってやりたいことが多くなって困ることもありますよね。
でも、そんな企画も、シンプルに考えれば優先順位がハッキリします。
ここでシンプルのベースになるのが、会社の方針です。
会社の企業理念や、ミッションにより忠実な企画こそが優先度の高い企画になります。
逆に、企業理念やミッションからかけ離れているものは、検討の必要性もありません。
たとえば、「美と健康を通じてお客様に幸せを提供する」というミッションを掲げている会社があったとしましょう。
そんな会社に、お客様から次のような要望が届いたら、どうしますか?
「DMでペットコーナーをつくって愛犬の写真を載せてほしい!」
「DMで健康特集をやってほしい!」
この2つの優先順位、簡単ですよね?
当然、前者よりも後者がずっと優先されます。
それなのに、制作物の企画をする人は「お客様が読んでいて面白いDMにしたい!」という気持ちから、この優先順位が分からなくなるんです。
どんな仕事でもそうですが、企業理念やミッションに立ち返って考えることがとっても大切です。
仕事のルール
第20条 シンプルに考える
実は、このシンプル思考こそが、悠香の仕事のルールの最後の1つなんです。
思考方法に関するルールがいくつか並んだ最後に、このシンプル思考があります。
つまり、あれもこれも考えないといけないことはあるけど、まずは本質を見てシンプルに考えることの必要性を最後に伝えているんです。
複雑に考えて思考を止めてしまったり、大事なものが見えなくなってしまわないようにしないといけませんね。
複雑に考えた日本企業、シンプルに考えたApple
最後に、このシンプル思考とコンプレックス(複雑)思考の例をご紹介します。
10年くらい前、日本では多機能型の携帯電話がたくさん開発されていましたね。
メール、電話、カメラ、テレビ、ゲームなどいろんな機能がついていました。
メーカーはいかにたくさんの機能がついたものを生み出すかに必死だったんです。
いつのまにか、そんな日本の国内で独自進化をした携帯電話は、ガラパゴス・ケータイ、通称ガラケーと呼ばれるように…。
ところが、そこに登場したのがiPhoneでした。
iPhoneは確かに、さっきのガラケーのような機能を盛り込めます。
が、しかし、携帯電話の考え方そのものが非常にシンプルでした。
iPhoneはメールや電話、カメラ機能はあるものの、基本の機能はいくら進化してもそのままです。
「機能を増やす進化」という発想ではなく、「機能は自由に追加していけばいい」という発想だったんですね。
これって、とってもシンプルじゃないですか?
つまり、iPhoneを開発する人は機能を考える必要はほとんどないんです。
それよりも、ディスプレイの質やカメラの質、デザイン性などに集中して考えられます。
だから、たくさんの機能をつけるために重くなったり、形が大きくいびつになったりもしません。
こうやって、シンプルに考えることができると、余計なことに力を割かなくて済むんです。
本当に守るべき価値を守ることができるんです。
まずはシンプルに考えることから始める
Appleの例は商品開発の話でしたが、先にもお話したように、問題解決だろうと何だろうと、最初にシンプルに考えてから掘り下げることが大切なんです。
普段からいろんなことを考えすぎるという人は、ぜひ一度、「本質は何か?」「自社の目指すべき方向性は?」と問いかけてみてください。
そこがハッキリすれば、枝葉にとらわれずにシンプルに考えられるはずです。
あなたはシンプルに考えられていますか?