お客様から専門家の先生として扱われていない、という悩みはありませんか?
つい最近、個人事業をしている知人とこんな話をしました。
その人は、技術職のため、自分のスキルを売ってビジネスをしています。
いわゆる物販ではなく、サービス業の部類ですね。
そんな彼が、こんな言葉を漏らしました。
「クライアントからの要望に応えてると、自分の時間を確保できないんだよね」
深夜に電話で急な仕事を頼まれたり、契約外の仕事をやらされたり。
これ、中小企業の経営者や個人事業主には本当によくある悩みなんです。
営業時間外とかでも、頼みを断ると仕事がなくなるんじゃないかって不安を感じてしまうんですよね。
だから、無茶な要望にも応えざるをえなくなる…。
自分では、そんな働き方じゃ身体がもたないって分かっていても、周りは自分の働き方を見て、「素晴らしい」と褒める。
そうなると、働き方を変えることが悪いこと、わがままなことのように思えてしまうんですよね。
でも、はっきり言って、そんな働き方はすぐにでもやめてください。
健康的にも、売上的にも良い結果は訪れません。
なぜなら、あなたに対して、そんな働き方を求めるようなクライアントは、あなたのことを「都合の良い人」としか見ていませんから。
あなたに対する「敬意」がないわけです。
ただ、クライアントがあなたに敬意を抱かない理由は、もちろん、あなた自身にあります。
この原因を解消しないまま、わがままなクライアントとの縁を切るようなことをすれば、当然のように売り上げに悪影響が出ます。
大切なのは、あなた自身が尊敬されるような言動をすること。
そこで、今回は、あなたがその道の権威として、敬意を抱いてもらうための3つの秘訣をご紹介します!
先生になるための3つの秘訣
秘訣1 身なりと振る舞いを改善する
あなたは、自分が中小企業の経営者だからとか、個人事業主だからとか言って、ヨレヨレのスーツを着ていませんか?
下手をすると、Tシャツやジーンスのようなカジュアルな服装になっていませんか?
人は見た目で判断すべきではないかもしれませんが、それでも見た目で判断するのが人なんです。
他人から敬意を抱かれたいなら、形から入ってください。
まずはスーツやジャケパンでビシッとキメましょう。
行動も、胸を張って自信が身体中にあふれるような行動をとりましょう。
それだけでも、あなたから感じられるオーラはガラリと変わります。
秘訣2 専門情報を定期的に発信する
ブログやメルマガの話をするとき、決まって言うのですが、あなたの専門の情報を定期的に発信してください。
これこそが、あなたがその道のプロ、一流だと思ってもらうためにもっとも大切なことです。
偉そうにしているのに、中身のある話を全然しない人が一流だなんて思えませんよね?
いくら外見を見繕っても、中身がなければ、当然見抜かれます。
配信できる情報なんてないと思われるかもしれませんが、あなたとお客様とでは、あなたの専門分野に関する知識には大きな差があります。
あなたにとっての常識的な情報であっても、お客様にとっては貴重な情報なんです。
だから、胸を張って情報を発信してください。
もちろん、あなた自身も調べながら、勉強しながらでいいんです。
それでも、発信する情報がないというなら、それは単なる勉強不足です。
その場合には、もっともっと勉強して出直しましょう。
秘訣3 断る勇気を持つ
頼まれたことに対して、なんでも「はいはい」と受けるのはダメです。
これでは単なる便利屋さんになってしまい、あなたのことを見下げられるだけです。
ここに2つのレストランがあったとしましょう。
1つは要予約だけど、前日でも予約ができるお店。
もう1つは、要予約で、3ヵ月まで予約がいっぱいの人気店。
あなたには時間もお金もあるとしたら、どちらのお店の料理を食べたいと思いますか?
あなたが大切な人との記念日に食事に出かけるとしたら、どちらのお店を予約しますか?
おそらく、後者の予約のなかなか取れないお店なのではないでしょうか?
これは、「社会的証明」という人の行動心理の影響です。
人は、他人が良いというものが良いものだと思うんです。
だから、行列店に興味を抱き、「今、話題の…」という言葉に弱いんです。
これを、あなた自身に置き換えて考えてみてください。
いつでも、どこにいても、「はいはい」とご用聞きする人と「案件がいっぱいいっぱいでご対応できません」と答える人。
どちらの方が、スキルがありそうに感じますか?
どちらの方が、権威があると感じられますか?
きっと、後者ではないでしょうか?
つまり、お客様が多すぎるなら、断ってください。
自分のすべきでないことを頼まれたら、断ってください。
契約外のことを頼まれたら、しっかり別料金を請求してください。
あなたが、プロとして自信をもってスキルを提供しているなら、そのスキルを安売りなんてしてはいけません。
いかがでしたか?
この3つの秘訣を押さえるだけでも、お客様から見たあなたのステータスは確実に上がります。
ぜひ、実践してみてください。
あなたはお客様から先生だと思われていますか?