お客様の声を集める3つの方法

お客様の声を集める3つの方法

普段、いろんな会社やお店のサービスを利用する中で感じるんですけど、お客様の声を集める努力をしている会社って少ないですね。

あなたもよく見かけるのは、店舗のテーブルに置かれた「お客様アンケート」じゃないですか?

これを記入している人、少ないですよね。

それに、お店の人もアンケートを置いているだけで、書いてもらうように促すことがありません。

こんなんじゃ集まるわけがないですよね。

せいぜいクレームがあるときや、よっぽど感動的なサービスを提供できたときにしか書いてもらえません。

もちろん、サービス向上のためだけに使うんだったら、それもいいかもしれません。

でも、お客様の声が使える場面って、それだけじゃないんです。

販促にも使えれば、マーケティングの調査にも役立ちます。

だから、お声を集めないなんてチャンスロス以外の何ものでもないんです!

そこで、今回はお客様の声の集め方を、その活用方法と一緒にご紹介します!

お客様の声を集める3つの方法

方法1
お客様アンケートを取る

はい、まずは基本中の基本ですね。

アンケートを用意していない会社は、アンケートを用意しましょう。

ここからがスタートです。

アンケートをつくるときに、ぜひ押さえておきたいことがあります。

それは、「アンケートの目的」をはっきりさせておくこと、です。

いったい何のためにアンケートを取るのか、目的を明確にしましょう。

たとえば、お客様の少ない飲食店があったとしましょう。

そこのアンケートの内容が、「接客・味・メニュー・配膳時間」などの項目についてのアンケートを取っていたとしたら…?

この場合、きっとこのお店はただなんとなくアンケートを取っているだけだと思われます。

だって、お店の課題は「集客」なんですから、アンケートは集客力をアップさせるためのヒントを集めるためにすべきです。

オペレーションに関するアンケートは、まだ早いんですよね。

このステージで大切なのは、お客様の来店までのプロセスを知ることです。

・お店のことをどこで知ったのか?
・来店の決め手は何だったのか?
・実際に来店してみてどうだったか?

これらの質問をしないと意味がないんです。

飲食店ではなく治療院などであれば、これらに加えて、

・もともとどんなことで悩んでいたのか?
・他の治療院ではなく、当院を選んだ理由は?

などの質問をすると、効果的です。

そして、そんなアンケートを、お客様が文字で書けるようにつくってください。

選択式アンケートに意味はありません。

だって、選択式で結果を集計できたところで、「そっか、広告を見てくれたのか!」で終わりです。

どの広告のどんなところがよかったかなんて、わからないんです。

知人からの紹介だと分かったところで、その知人がなぜ紹介してくれたのか、どこが良くて紹介してくれたのか分かりません。

こういった選択式のアンケートを取っている会社やお店は、おそらくアンケートを取りっぱなしで活用していないんでしょうね。

活用しようと思えば、必然的に改善されていくはずですから。

あるいは、アンケートの目的が広告に使うことであれば、大きな枠を用意して自由回答してもらうのがいいですね。

大きな枠を与えられると、一言だけちょろっと書くのが申し訳なく感じます。

だから、それなりのボリュームで書いてもらえるので、濃いお声が集まりやすくなるんです。

こうしてアンケートをつくったら、お客様に書いてもらえるように促しましょう。

店舗だったら、お客様がサービスを利用したあとにでも、

「いま、少しだけお時間に余裕はありますか?」

と断って、そこでアンケートを渡してください。

改めてお願いされて、そこで了承してくださった方なら、それなりにちゃんと書いてくれます。

アンケートはマーケティング的には宝の山ですから、ぜひどんどん取ってどんどん活用してください。

方法2
お客様インタビューをする

実際に、お客様に時間をいただいて、インタビューしましょう。

お店に来てくれたときに時間をもらえそうならいいのですが、そうでないケースや店舗ビジネスではない場合には、お客様に取材日のアポを取りましょう。

そうすれば、ゆっくりと時間をとってインタビューできます。

こうして1人にしっかりと時間をかけてインタビューすると、とても濃い情報を引き出すことができます。

ただ、この場合も目的を明確にしてインタビューすることを忘れないでください。

リサーチのためにインタビューするのか、それともインタビュー内容を広告に使うのか。

基本的に、この2つのどちらの場合でも、「なぜ自社を選んだか」という購入や来店のプロセスを知ることが多いと思います。

だからといって、両方を一度にすることはオススメしません。

よく考えてみてください。

「これは広告に使いますからね」と言われたインタビューって、本音で語ってくれると思いますか?

だいたい、お客様も気を遣って、ちょっと気の利いたことを言ってくれるものです。

そんな建前の情報をマーケティングのリサーチ素材として使ってしまったら…?

大失敗を招きますよね?

だから、マーケティングに使うときには、

「これはあくまでもお客様の本音を知るためのインタビューです。
決して公開はしませんので、どうぞ本音でお話しください」

と伝えましょう。

広告に使うときも同じです。

「広告に掲載させてくださいね」

と言えば、お客様の方から広告向きのお声を語ってくれます。

インタビューは濃い情報を集めるのにはもってこいなので、ぜひやってみてくださいね!

方法3
交流会・懇親会を開く

これは、生きたお客様の情報を集めるのにもってこいです。

かしこまったインタビューの場とは違い、お客様も心のブロックがかかっていない状態なので、本音も引きやすい状況になっています。

特に、お酒の席では効果的ですね。

もちろん、がっつりインタビューみたいに根掘り葉掘り聞くことはできません。

でも、何気ない会話からキーワードを読み取ってみてください。

ただし、交流会の会話から引き出した話は、あくまでもリサーチにのみ使ってください。

断りもなしに広告に使ってはダメですよ?

ちなみに、この交流会をするとお客様同士もつながるので、あなたやあなたの会社のファン・コミュニティをつくる機会にもなります。

リサーチだけではなく、直接的にマーケティングに役立ちますので、ぜひやってみてください。

ただし、リサーチするはずのあなたが酔っ払わないように気を付けてくださいね(笑)

お客様の声を制する者はマーケティングを制す!

マーケティングの軸はあくまでもお客様です。

このお客様が何を考えて、何を求めているのかを正しく知ることができれば、成功しないわけがないとも思っています。

それに、お客様の声そのものが広告にもなるくらいなので、まさにお客様の声は宝の山といってもいいくらいなんです。

「お客様の声を制する者はマーケティングを制す」と思って、積極的に集めるようにしましょう。

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