ブログがいいとか、Facebookがいいとか、それ以前に知っておきたいことがあります。
それは、お客様の気持ちです。
やっぱりビジネスって、お客様に始まってお客様に終わるんですよね。
だから、人の行動心理やお客様をないがしろにしたビジネススタイルは嫌いです。
そこで、今までは単発でした紹介してこなかった行動心理を、ネット集客で特に威力を発揮する5つを厳選してご紹介したいと思います。
マーケティングに有効な行動心理って、もっともっとたくさんあります。
でも、Webならまずこの5つかな、というのを選んでみました。
目次
ネット集客に効果的な行動心理BEST5
効果的な行動心理BEST1 返報性の法則(返報性の原理)
おそらく、マーケティングで行動心理を学ぶときには、誰もが真っ先に学ぶのがこの返報性の法則です。
返報性の法則とは、シンプルに表現すると「人はお返しをしたいと思う」ということです。
だから、お客様が感謝するようなことを積み重ねていくことで、最終的には見返り(利益)が生まれるんです。
これをよく give&take と表現されることがありますが、今のマーケティングでは、give&give&give&give&give&takeが常識です。
要は、お客様に対して徹底して貢献志向になれた会社が生き残るんです。
では、なぜネット集客では返報性の法則がもっとも効果的なのでしょうか?
私はいつも、「ブログやメルマガではお客様の役に立つ情報を発信しないといけない」とお話しています。
こうして、役に立つ情報を発信し続けることによって、お客様の心に感謝が芽生え、そしてあなたに対して敬意を抱き、商品の購入に至ります。
そう。
まさしくこれは、返報性の法則なんです。
こうして、優れたコンテンツをたくさん届けることで、最終的に自分の利益として返ってくるんです。
コンテンツの提供は、Webの方がオフラインよりやりやすいので、ネット集客には返報性の法則はうってつけなんですよね。
効果的な行動心理BEST2 ザイオンス効果
ザイオンス効果というのは、「人は接する頻度の多い人に強い好意を抱く」という心理効果です。
月に1度、2時間の商談よりも、2週間に1度、30分の商談の方が好意を抱いてもらいやすいんです。
もちろん、顔を合わせる必要はなくて、メールでやり取りしたり、DMを送ったりしてもOKです。
大切なのは、接触の機会を増やすこと。
接点を増やして、お客様から「いつもの●●さん」と思ってもらえるようになりましょう!
では、なぜザイオンス効果がネット集客に向いているのでしょうか?
これはとてもシンプルな理由で、ネットの方が接触回数を増やしやすいから、です。
オフラインの接触を増やそうと思ったら、当然のようにコストがかさみます。
でも、ネットだったら、メール、動画、SNSなどなど、無料で配信する方法がいくつもあります。
だから、ネット集客ではザイオンス効果が威力を発揮しやすいんです。
効果的な行動心理BEST3 権威性
権威性というのは、「人は権威のある者に弱い」という心理です。
科学的根拠がなくても、医者が「ゲームすると目が悪くなる」と言えば、それを信じます。
どんな内容か分からなくても、「●●賞受賞!」とした商品が優れた商品だと思います。
特に、日本人には多いですね。
つまり、お客様を惹きつけるには、あなた、もしくは、あなたの会社に「権威」を持たせる必要があります。
もっと言うと、あなたのことをその道の「先生」だと思ってもらうんです。
そうすると、お客様はあなたの専門分野については、あなたの話を信じて絶大な信頼を寄せてくれます。
返報性の法則のところでもお話しましたが、ブログなどではお客様の役に立つ情報を発信しますよね?
それも、あなたの専門分野での役立ち情報を発信します。
つまり、そうした積み重ねで、お客様はあなたに対してその道の先生という権威を感じるようになるんです。
だから、返報性の意味でも、権威性の意味でも、お役立ち情報の発信は欠かすことができないんです。
効果的な行動心理BEST4 社会的証明
社会的証明というのは、「人は、他人が良いというものを良いと思う」という心理です。
よく言われるのは、自分の行動を自分の意思で決められる人は全体の5%で、残り95%は他人の行動をマネするだけ、なんです。
つまり、人気がある様子や売れている様子を伝えると、お客様が集まってくる、ということです。
では、なぜ社会的証明がネット集客に向いていると思いますか?
社会的証明の威力が爆発するものこそ、SNSだからです。
Facebookでは、投稿に対して「いいね!」がつき、シェアで拡散していきます。
そして、「いいね!」の多い投稿は気になるからよく見られます。
最初は無名だった人が、一気に大勢に注目されることになるんです。
他人の反応が第三者に見えるSNSでは、社会的証明の威力は絶大なんです。
もちろん、友達から反応が欲しいなら、自分も積極的に友達の投稿に反応したり、反応されるような投稿をする努力は必要ですけどね。
効果的な行動心理BEST5 ツァイガルニク効果(ザイガニック効果)
これは聞き慣れない方も意外と多いかもしれません。
ツァイガルニク効果とは、「人は中途半端が嫌い」という心理効果です。
中途半端なものがあると、気になって仕方がありません。
あなたもこうじゃないですか?
思い出せそうにないものはそこまで気にならないけど、もうちょっとで思い出せそうなものって気になって仕方ないってことはありませんか?
やりかけで放置した作業の続きが気になりませんか?
これがツァイガルニク効果です。
ネット集客では、ブログやSNSなどを連動させます。
このとき、それぞれに誘導をかけたりしますよね?
メルマガからブログとか、ブログから動画とか、SNSからブログとか。。。
誘導のテクニックの1つとして使えるのが、ツァイガルニク効果なんです。
つまり、誘導文を中途半端に切って、「続きはこちら!」とリンクにつなげるんです。
はい、私もよくやります(笑)
リンクが大活躍のWebでは絶大な効果を発揮してくれることでしょう。
さて、いかがでしたか?
これらの心理効果も、知っているだけで終わらせず、ぜひとも実務に活用してくださいね。
あなたはどんな心理を活かしていますか?