広告の信頼性を高める4つの方法

広告の信頼性を高める4つの方法

広告を書くとき、お客様に商品やサービスのメリットを伝えるのと同じくらい大切なのが、信頼性を高めることです。

それなのに、多くの広告は売ることばかりに気が取られていますよね…。

でも、よく考えてみてください。

リピーター様を相手にするDMならまだしも、広告ってまだ取引のない人に向けて書くものですよね?

あなたと取引をしたことのない人が、最初からいきなりあなたのことを信用してくれると思いますか?

この点については、通信販売はとっても敏感にとらえています。

だって、お客様と直接対面してセールスをする業態ではないので、「相手はかなりの警戒心を抱いている」という前提で広告をつくるようにしているからです。

だからこそ、通販の広告って強いんです。

でも、それに対してオフラインがメインのビジネスはどうでしょうか?

メリットさえ伝わればいいと思っている広告が多いです。

もっと言うと、サービス内容ばかりでメリットすら伝わらないものがほとんどですが…。

これでは買ってもらえるはずがないんですよね。

そこで今回は、そんな警戒心の強いお客様から信頼を得るための方法を4つ、ご紹介します!

広告の信頼性を高める4つの方法

方法1
あなたや店舗の写真を載せる

まず、もっとも基本的なこととして、人は誰だか分からない人を信用はしてくれません。

そして、それは店舗も同じです。

中の雰囲気や、働いている人の顔が分からないと、不安でなかなか入れません。

だからこそ、たくさん使いたいのが写真なんです。

社長であるあなたの写真や、店舗だったら対応してくれるスタッフの写真、店内の様子を写した写真、などなど。

これらを見えるようにすることで、お客様が抱きがちな「よく分からない」という不安を取り除いてあげてください。

ただ、この話をするとよく言われることがあります。

それは、「顔を出すのに抵抗があるんですけど…」というものです。

ここのところ、個人情報に対する警戒心が強まっているので、ビジネスオーナーでさえ簡単には顔を出したがりません。

でも、よく考えてみてください。

お客様に同じような選択肢があったとしましょう。

司法書士のAさんと、同じく司法書士のBさん。

スキル的には大差のない2人ですが、Aさんは広告で顔や事務所の風景をさらけ出していますが、Bさんはまったく出していません。

さて、この状況でお客様はどちらの事務所を訪れると思いますか?

間違いなくAさんの事務所を訪れます。

つまり、顔や内部の様子を出さないということは、これだけのハンディキャップを背負っているということです。

もう言うまでもないですよね?

ビジネスをするなら、顔をさらけ出してナンボです。

このくらいのリスクも負えないなら、ビジネスには向いていないかもしれません。

ぜひ、さらけ出してください。

方法2
商品のメリットとその根拠をセットで示す

名前も知らないような通販会社の広告を見ていると、ものすごくパワフルな効果をうたっているものがありませんか?

「この化粧水を使えば、長年悩んだシワと10日でさよなら!」
(注:この表現は薬事法違反です。あくまでも例として分かりやすくしているだけです)

みたいな。

こんなパワフルなメッセージを見たらどう思いますか?

「本当なのかな?」って興味を持ちませんか?

はい、ここまではいいんです。

でも、ありがちな失敗例としては、そんなパワフルな見出しの後に、次々と効果を披露しているパターンです。

これはダメなんです。

よく考えてみてください。

見出しを読んだお客様が考えていることは、「これって本当なのかな?」という疑問です。

見事にそこの興味を引けているんです。

つまり、それが根拠・証拠に基づいた事実であれば、もっと興味をもって中を読んでくれるはずなんです。

それなのに、根拠も示さずに話が進んだら、どう思うでしょうか?

「なんかうさん臭いなー」

こう感じてしまうんです。

これでは自ら不信感を煽っているようなものです。

広告の基本は、結果と証拠をセットで打ち出すことです。

証拠の存在は信頼性アップには欠かすことができません。

ぜひ、あなたの商品なりサービスのメリットを信用させるための証拠を用意してください。

たとえば、さっきの見出しに続ける文であれば、こんな感じです。

「よくあるシワケアの化粧品には、コラーゲンが含まれています。
でも、ご存じでしたか?
コラーゲンはとっても大きな成分なので、実は肌の奥まで浸透しないんです。
浸透しなかったら、シワが解消するはずがありませんよね?

そこで、この化粧品にはコラーゲンではなくアミノ酸を配合!
知っていましたか?
アミノ酸はコラーゲンを細かくした成分なんです。
とっても小さな成分だから、コラーゲンを必要としている肌の奥深くまでグングンと浸透します。

でも、そんなアミノ酸が肌の奥まで届いても、肌の中でコラーゲンになってくれないといけませんよね?
だからこそ、この化粧品にはビタミンCもたっぷりと配合しました!
肌の中でアミノ酸をコラーゲンに変える役割をもっているのがビタミンCなんです。

だからこそ、私たちは自信をもってこの商品をオススメします!」
(注:薬事法違反です)

どうでしょうか?

ここまでロジカルに説明されたら、納得ですよね。

証拠はこのようなロジカルな説明でもいいですし、科学的なデータでも、これまでの実績でもOKです。

あるいは、お客様からのお声でもいいでしょう。

これらすべてを盛り込んだら強烈ですね!

こうしたものをどんどん活用するようにしましょう。

方法3
専門家からの評価を載せる

当然ですが、広告では売主の言葉よりも、第三者である専門家の言葉の方が信用してもらえます。

しかも、専門家の意見って、素人から見たら正しいことのように聞こえるんですよね。

もちろん、広告なので「どうせお金もらって言ってるんじゃないの?」と勘ぐられる可能性はあります。

でも、専門家だって自分の肩書を背負って評価をしてくれるので、信用してくれる人の方が多いです。

まぁ、肩書を伏せるような専門家の出し方をしたら、うさん臭いですけどね…。

たとえば、こんな感じです。

「名古屋大学医学部 ●●教授
今までのコラーゲン化粧品は、コラーゲンという大きな成分を肌の奥まで届けられないのが問題でした。
でも、アミノ酸レベルまで細かくした成分であれば、肌にしっかりと浸透してくれます。
肌の奥まで届けて、そこでビタミンCの力を借りてコラーゲンにするのは効果的ですね」

こんな発言をもらえたら、信頼もMAXですね!(薬事法違反ですけど…)

もっと言うと、その人の研究結果と結びついたら、もっと強くなります。

もちろん、大学教授ほどの権威からお墨付きをもらうのは、かなりハードルが高いです。

そんなときには、シワのない40代のプロモデルに愛用エピソードを語ってもらってもいいんです。

大学教授が技術のプロなら、モデルは美のプロです。

どちらも強いお墨付きに変わりありません。

あなたが化粧品の会社じゃなくても、考え方は同じです。

自分の技術を評価してくれる専門家と、自分の技術を活用する専門家の2種類の専門家がいると思ってください。

そうした人からお墨付きがもらえないか、模索してみてくださいね。

方法4
経歴・第三者機関による受賞歴

あなたや、あなたの商品・サービスに誇れる経歴があれば、それを堂々と載せましょう。

食品や化粧品でよく見るのは、モンドセレクションですよね。

モンドセレクションは、今ではそんなに権威効果はありませんが、少なくとも受賞している商品は「変なものではないんだな」と思ってもらえます。

広告において、「変なものではない」と安心してもらうことって大事なんです。

だって、お客様は最初、「変な会社、変な商品なんじゃないか?」というレベルで疑っているわけですから。

そういう意味でも、モンドセレクションには大きな効果があるんです。

もちろん、モンドセレクションなどの受賞歴だけではありません。

「雑誌『●●●●●』で紹介されました!」と書くのもOKです!

このような経歴は、書けるだけ書きましょう。

そして、大々的にメダルや雑誌の表紙の画像を打ち出しましょう!

そうすれば、強い信頼をアピールすることができます。

信頼性は広告の最低条件!

商品から得られるメリットが小さくても、ちゃんと信頼できる広告からは反応がわずかながらに期待できます。

でも、メリットがとても大きくても、まったく信頼できない広告からは反応なんて得られません。

お客様が抱く期待が大きくなるほど、強い信頼性の補強が必要だと思ってください。

信頼性こそが広告の最低条件なんです。

探せばいろんな信頼性の要素が出てくるはずなので、ぜひ探してみてください!

あなたの広告には、信頼性の要素はありますか?

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